青いおうち

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お気に入りの漫画やライトノベルを紹介するブログです。

ネトラセ契約 2巻 「夫公認の身体だけの恋人契約。倒錯した恋愛の終焉は?」

 コミックシーモアにて電子書籍として配信されている後藤晶氏のインモラル恋愛漫画「ネトラセ契約」の第2巻が、11月2日に発売された。ここでは「ネトラセ契約」の作品全体について紹介したい。コミックシーモア掲載のあらすじでは、「カラダだけの恋人として契約してほしいの」 そう口にしたのは、初恋相手のかつての同級生だった…。突然の再会への淡い期待は儚く散り、恥じらう彼女を抱いた先に何が待つのか。あのときの俺は、何も知らなかったんだ――。となっている。

 

 入社4年目の前野一樹は仕事に熱意を見いだせず、生活のために漫然と仕事をこなすだけの日々を送っていた。電車での移動中、社内の高校生の姿に演劇部に所属して脚本を書いていた高校時代を思い出す。自身が思い描いた脚本が現実で再現される、その瞬間が彼にとってのリアルだった。そんな時、同じ演劇部の同級生の朝香絵美奈から久しぶりに会わないかとメールが届く。彼女は彼の初恋の人だった。突然の連絡に何かあると疑わなかったわけではないが、彼女と再会したい気持ちが勝った。久しぶりに会った彼女は綺麗で高校時代と変わっていなかった、左手の薬指に指輪をはめていること以外は。そして、最後に切り出した彼女の告白は衝撃的だった。

「――前野くん、私と――

 夫公認の身体だけの恋人として契約してほしいの」

旦那は妻が他の人に抱かれている方が興奮するため、他人に抱かれることを命令されていると告げる朝香。そんな朝香と前野は身体だけの契約を結んでしまう。前野がこの関係の脚本家となり、朝香は女優として禁じられた舞台を演じる。話が進む毎に明かされる旦那の正体、そこに関係してくる職場の同僚、それぞれの役者の本心が掴めぬまま舞台は進行していく。果たしてこの倒錯した関係の終焉は?そして朝香の本当の姿とは・・・。

1巻では朝香の言動に流されていただけの前野だったが、2巻では脚本家としてこの舞台に積極的に関わっていく。登場人物の思惑を把握するために脚本を描き、思惑を利用して物語を展開させていく。本作品は次の3巻で最終巻となる。ぜひこの舞台の終幕を見届けて頂きたい。

 

ネトラセ契約(1) [ 後藤晶 ]

ネトラセ契約(2) [ 後藤晶 ]